山口県周南市の住宅メーカー(株)COLe(コル)

「少し為になる話」

  • 2021-09-18
  • 代表取締まられ役
  • 現場より

先週の防府市S様の上棟に引き続き、今週は、周南市S様の上棟が執り行われました。

心配された台風も、気を使ってくれたのか❓接近を遅らせ、九州沖にとどまってくれました‼️
S様の日頃の真面目な行いの賜物だと、COLe社員一同疑う余地もございませ_(_^_)_⤵️

S様、誠におめでとうございます‼️

さて、話しは変わりますが、次の二枚の画像を見比べて、皆さんは大きな違いがある事に、お気付きでしょうか?

一目瞭然ですよね(^o^)丿

弊社のように、大工さんが柱をや梁を一本ずつ使い、組み合わせ、家全体の構造を造り上げていく昔ながらの工法 を木造軸組工法(在来工法)と言います。
先人の知恵が詰まった日本独自の文化です。

ここで注目して頂きたいのは、真っ直ぐ縦に立つ柱の上に横たわる梁の太さの違い。

梁は、屋根から下にかかる重力を分散した柱に伝え、地面と接するコンクリートの基礎まで伝える大事な部材‼️

良く柱の太さに注目される方は多いですが、もちろん柱も大事ですが、実は家の構造で一番大事なのは梁‼️

そして、この梁の太さ(高さ)の事を梁背(はりせい)と言います。
2つの画像を比べると梁背の寸法が、まるで違う事がわかります。
細いよりは、太い方がいいですよね⁉️
ただ細い梁は、決して、予算をうかせている訳でも、欠陥でもありません。
細い梁の下には、沢山の柱があり、上からの荷重をしっかり支えてくれています。
太い梁の下には、柱があまり立ってません。

梁には、ちゃんと、それぞれの役目があり、それは家の間取りによる違いで決まります。
一般的に、リビングの様な広い空間を作ろうと思えば、柱の数を減らし、柱と柱の間隔を長くしなければなりません。
すると、細い梁では上からの荷重に耐えきれず、たわんでしまいます。
そこで、しっかり荷重を受け止めるため、太い梁が必要になります。
逆に、トイレの様な狭い空間を作る時には、周りを柱が何本も立っているので、太い梁は必要なく、細い梁でも十分荷重を受け止めます。

ただ、やみくもに太い方がいいからと、必要ない処まで過剰に太い梁を使っても、あまり強度は変わりません(^^;

実は、現在、皆さんが日常で普通に使っている言葉には、古からの、お家の建築から来ているものが多いのです。

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