釘を打ち付けた直後は太い釘は抜け難く
細い釘は抜け易い傾向にあります。
釘は少し時間が経って錆びる事により
ほんの僅か太くなるのでそれにより強力に固定されます。
それまでの間に緩まないように釘同士を平行に打つのでは無く
八の字に打つ事で緩みを防げます。
ビスはネジ山が有るので、抜ける事は無いですが、
締め付けが甘いと材料同士の間に僅かに隙間が空いてしまう事が有ります。
無理をして増し締めをすると、材料内部でビスがねじ切れてしますことが有ります。
確り押さえてビスを打つ、または予備穴を開けてビスを打てば隙間が空く事は無いでしょう。
またビスの先端から5~10ミリ位は細くネジ山も低いので効きが弱いです。
釘もビスも多くの種類が有るので、どれを選ぶかなのですが
釘の場合は固定する材料の厚さの2~3倍の長さ以上
ビスの場合は材料厚さ2倍の長さ以上であれば大丈夫です。
より強固に固定する場合は、
どちらの場合も十分以上の長さの物を選択するのに
こした事は在りません。
が、程々の長さで・・・
特殊な釘として
仕上げ材用にフィニッシュネイル、ピンネイルと言う物も使います。
とても細く専用の機械で打つ釘ですが、基本的に接着剤を併用して打ち付けます。
接着剤が着くまでの仮固定の意味合いが強いです。
例外としてプラや塗装面の場合は接着剤を付けず八の字で打ち付けます。
他にも変わった釘やビスを使いますが
適材適所で使用して造作を進めて行きます。