土地探しをされているお客様から災害に対する不安といったお話をよく聞きます。
最近はたくさんの災害が起きているため、そういったことへの関心が強くなっているのだと思います。
建築にも関係する災害の面からの土地探しについての話です。
防災の観点から、災害の危険が高い地域では住宅の建築が制限されることがあります。
『土砂災害特別警戒区域』と呼ばれ土砂災害の危険性が高く、建物の構造に制限がある地域です。
実質そのままでは木造の住宅は建築が不可能で、土砂をせき止める大規模な擁壁工事等が必要になります。
山口県のHPからも地図で確かめることが出来ます。
他にも『がけ条例』という制限もあります。
これは2m以上の高低差のある土地に建築物を建てる際、安全な擁壁になっていれば問題ないですが、土の斜面になっている場合、高低差の1.5倍以上建物をがけから離さないといけないという制限です。
例えば高低差が3mの場合4.5m以上建築可能な範囲が狭くなってしまいます。
安全のために整備された法律ですが、あまり知られていないので意外な落とし穴になったりします。
土地探しをされる際は是非ご参考に!