山口県周南市の住宅メーカー(株)COLe(コル)

「適材適所 続編」

  • 2022-12-17
  • 代表取締まられ役
  • 現場より

以前、古から伝わる建築用語が、現代の日常生活でも良く使われているとのブログをアップしましたが、今回は、その続き。

木の種類には大きく分けて、針葉樹と広葉樹があります。

針葉樹は、杉、桧、松などが良く知られ、

広葉樹は、桜、銀杏、もみじ等。

住宅建築の構造材として良く使われるのは、主に針葉樹。
まっすぐ高く成長するので、長い柱や梁を加工するのに適している。
ただ、日本の松に関しては、反りながら成長する事が多いため、まっすぐ育つ米松を使うケースが多い。

対して広葉樹は、年輪が、ほとんど無く、蜜がしまって硬いため、床柱や家具、フローリング等の意匠的に扱われるケースが多い。

更に、針葉樹の中でも、杉、桧は垂直荷重に強いので、立てて使う柱として使う事が多い。
同じ針葉樹でも、松は天然の粘り腰があるので、横に寝かして使う梁等の横架材に適している。
良く総桧の家を売りにしている会社もあるが、私は疑問だ。

適材適所、続編でした。

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