冬の寒さが続きますね。
この時期の屋外の作業は寒さとの戦いです。
風が吹き込まなくて、お日様の当たる所は大変ありがたいです。
猫さんが日向ぼっこする気持ちが良くわかります。
トップコート作業をしてきました。
と言ってもネイルでは無いですよ。
建築でのトップコートは主に
モルタル面を汚れや削れから保護し、
モルタルの風合いを活かし、そのままのモルタルの自然なムラ感を残した仕上がりにするものです。
油性(有機系)、ウレタン系、水性等様々ありますが
一番使い勝手が良い水性トップコートを使用しました。
玄関扉前は既にトップコートが塗ってあります。
手摺の付いた段とその下の暖をトップコートします。
先ずは表面を紙ヤスリ(320~400番)を軽くかけて表面の汚れやゴミを削り落とします。
力を入れずにモルタル表面を撫でる感じです。
セメント粉が出て来るので、掃除機やブロアー等で取り除きます。
そして、トップコートの食いつきを良くし、
トップコートの染み込み具合を一定にするために
専用シーラーを目止め材として塗布します。
この時に場所場所で染み込み具合に差が出るので
シーラーの吸い込みが激しい時は
少し多めに塗って行きますが
多すぎないように注意します。
シーラーを塗り終えた状態がコチラです。
ローラー斑が有りますが、乾いたら見えなくなります。
シーラー塗布後に4時間置いてトップコート(艶消し)の塗装に入ります。
シーラーの時もそうですが、商品の状態を均一にする為に
蓋が閉まった状態で確りと撹拌しましょう。
シェイク・シェイクです。
今回のトップコートは20%水で薄めて使います。
水を入れてヘラ等で確り混ぜます。
そして隅や際等は刷毛で、メインはコロコロローラーで塗って行きます。
この段階では若干の染み込みは有りますが、
シーラー塗りの時ほどでは無いです。
均一になるように丁寧に塗り
土に埋まって見えなくなる所まで、しっかりと塗ります。
そして更に2時間後に、もう一度トップコートを塗ります。
2度目は吸い込みもほぼ無いので
ただひたすらに、塗布するトップコートが均一になるよう
丁寧にコロコロします。
グリ石を除けて奥のモルタルにも
シーラー→トップコート2階塗りをしていますよ。
2回目塗りの時は日光が当たって乾燥時間が早かったように思います。
これでトップコート作業は終わりです。
玄関前との色の差がほぼ同じになりました。
水性なので、匂いもきつく無く
用具の手入れも容易に出来るので
楽しく作業できました。
注意点は
・ヤスリを掛け過ぎない(中の砂粒が出てきます)
・シーラー前に確り掃除する
・シーラーの水溜りが出来る程、塗り過ぎない
・トップコートは均一に塗るよう心がける