大谷選手の所属する、
ドジャースが獲得した。
当時は、まだまだ黒人差別が酷く、白人と同じグランドに立つ事はおろか、移動で別の街に入る事すら許されない時代。
トイレ、ホテルも別で、ロビンソンがいる事で、他の白人選手も移動のバスでの車中泊を強いられたようだ。
当初、ドジャースの監督や選手からも距離をおかれていたが、
白人から浴びせられる理不尽な言動にも耐え続け、献身的なプレーでチームの勝利のためだけに邁進する彼の姿に、やがてチームにも強い仲間意識が生まれて来る。
現在、毎年4月15日には、大リーグ選手全員が、この背番号42をつけてプレーする。
もちろん、ロビンソンの功績を称えるためだが、実は隠された美談がある。
ロビンソンを仲間だと認めてきたチームメイトが、試合中、皆が同じ背番号42をつけてプレーすれば、スタンドから暴言を履き続ける客からも、誰がロビンソンか分からないよな、と提案があったそうだ。
もちろん、肌の色が全く違うので、そんな訳はないのだが、チームメイトもロビンソンを守りたいという感情が芽生えた事だ。
今、現在、黄色人種の選手が大リーグで、何のハンデもなくプレー出来るのも、ロビンソンの功績が大きい。
ちなみに、背番号42は、大リーグ全ての球団で永久欠番になっている。