鍋奉行
この前まで、あんなに暑い、暑いと言っていたのに、
いきなり寒くなってきた。
どちらかというと、寒さに強い私だが、
この気候変動にはついていけない。
ということで、休みにおでんを作ってみた。
おでんは、なんといっても具材に
出汁が染み込んでいるかが命だ。
夕飯に食べるためのおでんを朝から作る。
そう、1日かけて作る。
具材が型崩れしないよう、中温で煮詰めては、火を止め、
冷ましながら味を付けていく。
それを、何度も繰り返す。
そして、具材を投入するタイミングも、それぞれ計っていく。
少し大きな鍋を使うのも、こだわりだ。
この日は、母の命日で、仏壇に手を合わせに来た姉に、
かまうこともなく、できる全てで、鍋と向き合い、
会話をしていく。
これが、私の流儀だ!
