朝、出勤する際に、必ず最寄りのコンビニに立ち寄るのが
私のルーティンだ。
そして、必ずタバコを2つ買う。
コンビニの店員さんも、しっかり私を認識しているようで、
カウンターに近づくと、
何もしゃべらなくとも、愛煙の銘柄のタバコを2つ差し出してくる。
時には「1つ」と、言いたい時もあるが、
必ず2つ差し出してくる。
なので、言葉を発する必要がないので、
何年も通うコンビニだが、店員さんとは会話を交わしたことがない。
ところが先日、いつものようにカウンターに近づくと、
初めて見る、新人の外国人女性店員。
しかし、このコンビニの店員は優秀で、
近くにいた他の店員が素早く私のタバコを取り、新人店員にパス。
うーん、さすがだ!
と、お金をレジに投入(ちなみに私は現金派)しようとすると、
900円のはずが、450円と表示されていた。
そう、1個分しか入力していない。
一瞬、私の頭の中に、色んな思いが駆け巡ったが、
「2個だよ!」と、とっさに自己申告した。
平常運転の900円を支払い、店外に出た私は、何だか晴れやかな気持ちになった。
「良い一日になりそうだ!」
結局、会社に着けば、そんな出来事も一瞬で忘れ、
その日が良い一日だったかも覚えていない。